農林体験学習の意義


 体験活動とは、文字どおり、自分の身体を通して実地に経験する活動のことであり、子どもたちがいわば身体全体で対象に働きかけ、関わっていく活動のことであります。

 この中には、対象となる実物に実際に関わっていく「直接体験」のほか、インターネットやテレビ等を介して感覚的に学びとる「間接体験」、シミュレーションや模型等を通じて模擬的に学ぶ「擬似体験」があると考えられる。しかし、「間接体験」や「擬似体験」の機会が圧倒的に多くなった今、子どもたちの成長にとって負の影響を及ぼしていることが懸念されている。今後の教育において重視されなければならないのは、ヒト・モノや実社会に実際に触れ、かかわり合う「直接体験」である。

 

開校式
開校式

 体験活動は、豊かな人間性、自ら学び、自ら考える力などの生きる力の基盤、子どもの成長の糧としての役割が期待されている。つまり、思考や実践の出発点あるいは基盤として、あるいは、思考や知識を働かせ、実践して、よりよい生活を創り出していくために体験が必要であるとされている。具体的には、次のような点において効果があると考えられる。

 

① 現実の世界や生活などへの興味・関心、意欲の向上 

② 問題発見や問題解決能力の育成

③ 思考や理解の基盤づくり

④ 教科等の「知」の総合化と実践化

⑤ 自己との出会いと成就感や自尊感情の獲得

⑥ 社会性や共に生きる力の育成

⑦ 豊かな人間性や価値観の形成

⑧ 基礎的な体力や心身の健康の保持増進


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 八ヶ岳中央農業実践大学校 農林体験学習事務局

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